日付も変わり、
今日の正午にケープに着くというバスの中、
旅を振り返る。
出会った人たちを思う。
レフィーレ。
モリジャで恐竜の足跡をガイドしてくれた男の子。
来年から南アの大学でツーリズム学ぶらしい。
いろんな国の人と会えれば互いに刺激しあえるから。
いろんな国の人に自分の国を見てもらいたい。
この国も好きだし、この村も好き。
そう言ったレフィーレと僕の眼下には、
何もない大地にぽつりぽつりと見える集落。
遠くに道が一本走っているのが見えた。
街に外国人が訪れる度に駆けつけるという彼からは、
ソト語以外にも、
いろんなことを教えてもらった気がする。
マレアレアでお世話になった日本の人達。
モツォカまで送ってもらって、
そこからは自分で行きたいって言ったくせに、
すんごく別れが寂しかった。
正直、僕のこともっと知って欲しかったし、
もっと色んなこと聞いてみたかった。
でも、僕なんかとは違いすぎるって勝手に思って、
話も聞けなかった。
経験だとか、背負ってるものとか、
つまりバックグラウンド。
持ってるものが違いすぎるんだと思う。
四人ともふだんは、
たあいもないコト言い合ってるんだけど、
でもそれぞれ、対等でいられるのは、
お互いそういうモノ持ってるからなんだと思う。
別にみんなの「これだっ」って部分を
直接見れたわけじゃないんだけど、
とにかく、ひとりひとり、すんごくかっこよかった。
次に会うことができたら、
ちゃんと話を聞けるような人になってたい。
でも、最後にひとりひとり握手してくれたのが、
本当に嬉しかったです。
ほんとに、ありがとうございました。
ボーダーまで送ってくれたモリフィ巡査とその仲間達。
パトカーに乗ってたときは荷台だったんだけど、
政府の車両に乗り換えた時は、車中に入れてくれて、
その時かかってたレソトミュージック。
売ってくれって言ったのに、
プレゼントしてくれちゃって。
あのカセットテープは、
すぐにコンポで絡まって切れちゃったんだけど、
セロハンテープで修理して、今も健在です。
もちろん、
ブルームフォンテンでお世話してくれたマーボーや、
B&Bのパパとその家族。
妙に親切な観光案内所のおばちゃんとか、
長居させてくれた路上の焼き鳥屋さん。
飽きもせず切手をずーっと選んでた
僕の相手をしてくれた係りのおばちゃん。
レソトで初めての友達になるよって言ってくれた
郵便のお姉さん。
ミニバスで通訳をしてくれた沢山の人達。
壁画を案内してくれた子供達。
数え上げたらきりがないけど、
とにかく皆さんありがとうでした。
今回は、あんまり深く考えたり新しい事に気づいたり、
そういうことはなかったものの、
でも、だからこそ純粋に
旅を楽しめた気がする初めての旅でした。

