2003年10月のエントリー 一覧

僕は状況描写があまりない。
でも、知り合いの書く日記は、
描写と表現がすんごくて、てか、引きずり込まれる。
いや、大げさじゃなくて。
で、僕もそんな文章書くべく今日は気合い入れます。

僕はおいしいモノが好きだ。
かといって、別に食にこだわってる訳じゃない。
おすし屋さんも小僧寿しとかでも満足するし、
ラーメンも、とんこつしょうゆに
辛口の細切りネギがのっかってたら大満足。

なのだけれども、「高いモノ=きっとおいしいモノ」
っていう資本主義的方程式がなりたつわけだと
勝手にきめつけている僕は、
スーパーでたまに出会ってしまう、
缶づめビンづめ高級食材に
無性に惹きつけられることがある。

で、この前がキャビア。
スーパーでパンにのっけるチーズ探してたら、
黒光りする気高いヤツ。500円。即購入。
パンにチーズのっけて程よくトロけるころに
キャビアをまぶす朝食。
(最後の方は面倒くさくてそのまま食ってた。)

で、今回は家の近くのスーパーで、
うっかり目が合ってしまった。
「つのだせ、やりだせ、あたまだせ。」
そう、エスカルゴ達。

さすがに、強敵なので、つけあわせは必要。
ビスケットの上に可能な限りお洒落に、
そしてモダンにヤツらをトッピングする予定。
石橋を叩いても渡らない僕は、
後味の悪さを予防するために、
ポテトチップも用意した。

なのに、なのに今、よんどころなくおなかがキモい。
なん、か、ゴロゴロする。おなか。

日本とは違う、
ぐるぐる回して使う缶切りの扱いも完璧だった。
ただ、今日は、よりキレイにまっすぐに、
エレガンスな切り口を形作るべく、
普段よりも丹念に缶を開封した。
そこまではよかった。無問題と書いて問題ないと読む。

果たして、パンドラの箱は開けられた。
その中にひっそり静まりかえる灰色の泉。
来るべき時を覚悟したのだろうか。
あいつの姿はない。
恐る恐る使い捨てフォークを泉に沈める。
アドレナリンが多量に生産されるのを感じる。
フォークの先がヤツの身体を射止めるあたりはR指定。

そして迷わず食べた。
たまには、男な一面をかいま見せた自分に満足。

「動かなきゃ何も始まらない。」
どこかで聞いたこの台詞。

舌の上にいつまでもヤツを
乗っけとくわけにもいかないので、
あぐあぐと本当に食べてみる。
貝みたい。ゆでたやつ。巻貝系。
とかく、マンネリになりかけな
この種の軟体薄味系には、
ほんのり塩味が舌に心地よい。

調子にのって6個くらい一気食い。
ビスケットの存在も忘れかけるほどに。

なにごとも、ヤリスギはよくない。
予定よりも早いペース配分に
多少の戸惑いを見せた僕だが、
缶詰の半分をボーダーラインに、予定通り手をとめた。
およそ100グラム。

そして、気がついた。
自分の食している艶かしくも醜い物体。。。
「てかナメクジじゃん。」

そして僕はいま激しい異物感を胃と腸に感じつつ、
この日記を書いてるわけです。
でも、だから、文章が下手くそなんだよ。
今日はお腹が痛いから、その所為です。

電子メールたち。

さて、気分も変わり、日にちもかわり、
もう10月か。。。べっこり。
ウソの僕かマコトの僕かは別として、
僕の周りにいてくれる人たちへ。

最近、履修登録のため、
ネット屋さんにいりびたりの僕ですが、
ラップトップのメモリー不足で
どうにも作業が進みません。
ということで得意の現実逃避もかねてメールボックスの
整理をするに至ったわけですが、
いろんな人からのメールをいっぱい発見。

過去から現在に至るまで。

遠くに住んでるから、あんまし会えないのに、
それでも、僕のことを気にかけて
いつも本気メールをくれるトモダチ。

日本にいたときは、いつも学校で会ってたのに、
会って言えばいいのに、メールをわざわざよこして、
そいでそういう時に限って
すごい素直になってくれるトモダチ。

10回に1回くらいしか返信できないのに、
そんなことしても何の得にもならないのに、
携帯から日記みたいに、ふと思ったこと、
伝えてくれるトモダチ。

普段、あんま会ったりしないけど、
なんか困ったことあったり、泣きそうになった時は、
愚痴メールを僕に投げつけてくれるトモダチ。

別に僕がこっちに来てから、とかじゃなくて、
今まで、ずっと、こんな風にして
繋がっててくれた人たち。
まじでありがとうでした。

本当はね、一人一人にお礼状書くべきなのだけど、
たぶん、あんま自分がイケてないから、
書きたくないんだろうなと。
そんな言い訳もしつつ。

今の僕じゃたぶん、
みんなの期待に応えられないかもしれないけど、
でも、いつかはきっと。


って、最近、「いつかはきっと」って言葉も
すんなり出てこなくなったな。
もっと凹めよ。それで成長できるなら。


あは。シュールだー。なんか。
いやー。昨日の夜書いたからな。
あ、べつにホームシックとか
自己嫌悪とかじゃないので、心配無用です。

素でいこう。

さて、僕はステューデントロッジなるものに
引っ越したわけで、
でも、なにやら家族で住んでる人とか、
とても学生には見えないような人達が、
たまっていたり、いろいろ面白いのですが、

自分ひとりでいる時間を意図的に増やした結果、
やっぱり自分と対峙しなくてはいけなくなって、
ひいこら言ってます。

それはたぶん、前いたバックパッカーズで、
いろんな人に会えたのも、影響してると思う。

「正直に。」ってのが最近の僕のお気に入り。

あんま努力もしないで
嫌なことから逃れ逃れて生きつづけた結果、
今の僕に行き着いたわけですが、
それでもどうにかこうにか人並みには生きてました。

でも、よくよく自分を見てみると、
やっぱあんまイケてないなってのが、よくわかります。
そういう駄目駄目スパイラルから
抜け出す云々の話はともかくとして、
それを人に隠すのはどうかと思うのよ。最近ね。

例えば人と初めて接する時、
あるいは、トモダチといる時もそうかもね。
僕個人として持ってるもの、
ちょっと人とは違うところ、
ほんのちょっとのイイトコロ。

そういうのを、ヒネリだして、こねくりかえして、
できる限りの誇張をして、
アピってアピって、いらんところで
チカラつかってる自分がいると思うのね。

まあ、僕も一応、はしゃぎたい年頃の男の子なので、
女の子の前でかっこつけるのは、
それほど問題ではないのかもしれないけど、
でも、今はそういうことしちゃうのが大嫌い。

そうじゃなくてね、ただ人として面白かったり、
一緒にいて楽しかったり、かっこよかったり、
優しかったり、そういうのが欲しいの。

別にそういうところアピったりとかじゃなくて、
自然と溢れ出すようなもの。
話してる中で、にじみ出てくるような、
そういうのが欲しい。
そんな人になりたい。

いや、それを欲してる時点でもう駄目か。

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