チベットかな。二年位前。陸路でネパールに抜けた旅。
そんときね、なんか、あんま頭もココロも働かなくて。
ただただ、西へ西へと移動してた。
もはや旅じゃなく。
で、そんとき、ブッタが言ってくれたのよ。
わかんない時は、それでいいって。
ただただ、流されてく。
それでも、流れてく景色はこの目が見てるって。
そいで、日本に帰って、
後から、ふとした時に、本当にふいに思い出したりして、
そこで一気に旅に引き戻されて。
旅中にわからなかったこと、あとで気がつくこともあるって。
あれからもうすぐ二年。
ブッタの言ってくれたことは、本当だった。
最近、友達の一人がこんなこと言ってました。
これからどうなるのかもわからないし、
どうしたらいいのかもわからない。
自分がどうしたいのかもわからない。
自分の人生なのに、こんなにも先が見えないなんてやだ。
旅と人生は同じじゃない。
一番でっかいのは、有限と無限の違いかな。
人生は死ぬまで無限に続くもんね。
だから、不安は旅の比じゃない。
流されることは悪いことじゃない。
どんな状況でどこにいようと、
その目はなんかを捉えてるんだと思う。
前向きでも後ろ向きでも、
立ち向かっても、尻尾巻いて逃げるんでも、
そんなの実はどうでもよくて。
目を開けてることが重要なんだと思う。

