イエメン再考

イエメンについて考える。

これほどまでに美しい町並みを見たことがない。
日干し煉瓦で作り上げられた箱庭のような街。
サナア旧市街。
1000年の歴史と1000のモスク。高くそびえるミナレット。

かつて幸福のアラビアと呼ばれたこの国は、
今は中東にありながら石油の出ない貧困国。

アジアのような陰湿な貧困を目にしないのは、なぜなのか。
イスラムの教えに則り、
隣国のサウジやUAEから、ありあまったお金が流れているのか。
それとも旅行者の僕にはわからないように。
その貧困をチャドルのように覆いかぶせる力が働いているのか。

いやそもそも。貧困など存在しないのかもしれない。

車も走り、ケータイもある。

ただどこか。彼らは1000年前と同じなのだと思わせる。
世界が発展していく中で、彼らは彼らの生活を、守り抜いてきただけなのだと思う。

そして腰に差したジャンビーアは、やっぱり彼らの誇りなのだと思う。

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