
またしても立ち会えなかった。。ふう。
ということで、無事出産。
二日後にやっと横須賀に戻って会うことができました。
予定通り女の子。
未優(みう)と命名。ううむ。みゅうみゅうだ。
まあ名前はさておき。
つきなみだけど、赤ん坊はサルっぽくてかわいくない。
そして、気がついたのだけど、動かない。
真夏日のサファリパークみたいで面白くない。
眠ってばかりだ。
これだけ一家を騒がしているのだから、
少しは愛想を振りまけばいいのに。
まったく世間をわかってない。
ということで、すくすく育って欲しいものです。
そして、この祝賀ムードの中、一番の被害者は第一子えなっぺだと思われる。
今まで我が家の愛を傍若無人に独り占めしていたのに、
これからは次女にその座をとられることになる。抜き差しならない状況である。
気分屋で、ときどきしか僕になつかない、えなっぺだけど、
僕だけは君の味方です。
僕の一番目の姪っ子として、これからずっと。
みゅうみゅうよりもかわいがってあげましょう。

僕の姉がこのほど出産予定。
第一子のえなっぺは出産時に立ち会えなかったので、
こんどはちょっと楽しみだ。
で、予定では女の子。
姉も、僕の両親も、みんな喜んでいた。
母親が「男の子は大変だもの。」と言うごとに、
なぜか肩身が狭くなる。
僕か?それは僕を指しているのか?
ところで胎児は、はじめは魚の形をしているらしい。
そっから足が生えて、手が生えて。
これは実は進化の過程と同じらしい。
子宮は海。出産と同時に肺呼吸を始める。
お腹の赤ん坊は、何を考えて眠ってるか。
「人間は生まれながらに不平等」
なんておっしゃる方もいらっしゃるが、
お腹にいる間だけは、おうおうにして平等。
肌の色も顔の形も目の色も関係ない。
人種も国境も宗教もない場所。
みんな同じところから始まる。
社会の軋轢とか、夢の大きさとか、自分の可能性とか、
そんなの関係ない場所で、そんなのに汚されないように。
この歳になっても姉とはあまり仲良くありませんが、
生まれてくる赤ん坊には元気に出てきて欲しいものです。
おしっこがしたくなりました。
Ωのトイレに行きました。
Ωのトイレはちょっと広め。なのに。
なのに、入ったとたん臭気が鼻をつく。
くさーい。これは我慢ならん。うんこ臭い。
拒絶反応を示しつつも、僕の体は尿を排泄したがっている。
うむ。どっちかといえばおしっこのほうが我慢ならん。
ということで、口で息をしつつ、気道を確保。
意を決しておしっこをする。緊張感と開放感。
僕のからだは落ち着きを取り戻しつつあった。
用を足し終え、興味本位で扉を開く。
やっぱりだ。なるほどな。
対峙する。流されぬまま残ったうんこと。
小学生じゃあるまいし、うんこしたら流しなさい。
たぶん、犯人は大学生だ。いい加減に大人になれ。
そこで僕は、僕と同じ痛みを味わうであろう、
後人のため、流してやった。
吸い込まれていく、うんこ。爽快感。
臭いまで吸い取られれば、なんと住みよい星となることか。
と、噂をすれば、後人が。外から人が入ってきた。
男A 『うわ。』
男B 『くさっ。』
流れる水の音。
たたずむ僕。
状況から察するに、
きっと僕が、よんどころなく臭いうんこした系だ。
きっとそう思われてるに違いない。
だって、二人の若人はちょっと気まずそうに、
僕とは目をあわせなかったもん。
『いや、僕じゃないんだ。』
その一言が言えたら、この世はどんなにステキに映るだろう。
手も洗わずにトイレから出て。
その手でこの日記をタイピングしてやることでしか、
僕の心は癒されないのです。