2008年2月のエントリー 一覧

ロンボク。

ウブドにて、まったり一週間過ごした後、

ロンボク島という隣の島へ渡ってきました。
バスと船を乗り継いでおよそ8時間。

スンギギというところに着きましたが。
千と千尋なみのゴーストタウンです。

ここで一泊した後、
明日はギリという離島に渡る予定です。

ウブドでは、購入したバリカンさまで、
基本みんなで髪をいじりあっていました。

赤毛のトモくんは、坊主に。
僕のあたまには、ラインが入りました。

ということで、もう少し時間ができれば、
ウブド日記を更新いたします。
といっても、ギリにはネットカフェすらなさそうですが。

ではでは。

ウブド。

そんなこんなでとうとうウブド入りしました。
withトモくんです。

トモくんは、大阪-上海の船で乗り合わせた時は天パーでした。

数週間後にバンコクで、ばったり再会したときは、ストパーでした。

そして今回、クタで再会したら、赤毛でした。

いつか先生に言いつけてやります。匿名で。


トモくんと一緒に来たジャイアンは、
なぜか僕と一緒にいた日本人の女の子と昨日は同部屋泊です。

そして今日は二人でクタに残っております。

『おまえのものは、おれのものー。』


でもでも、僕はなにもしてないのだけれど。
自分がきっかけとなって、人と人が出会うって、
実はとってもステキなことだな。って思うわけです。


こんなかんじで、ウブドライフのはじまりです。

ということで、さみしいやら、たのしいやらを
繰り返しながら僕のクタライフは続いていますが、

その影でコソコソしてたのが、就職かつどうです。
旅じゃないことしたい。ってのが一番の理由だけども。
まあラオスあたりで考えていた『労働』ですね。

ここでもやっぱり捨てきれず『就職活動』inバリっす。

レストランに入って、仲良くなった店員に。
『ところで、ここで働きたいんだけど。』
って言ってみたら、意外に話がするする進み。

オーナーやらマネージャーやら出てきて。
面接までセッティングして。

まあバリ人なので、面接予定は5日くらい延び延びだけど。
で、まあ面接当日だよね。

コンビニ寄ったら、ほっぺたに付いたりしてね。
天井からヤモリの糞がね。
こりゃーついてるさー。って意気揚々。

で。そのマネージャーね。
こっちとしても雇いたいって。あんた日本語うまいしねって。
わははーって話も弾み。

さていつから始めようって話の時に。
いわゆるクロージングだよね。
『ワーキングビザはいつまで?』って。。。
そんなことまさか気にするとは夢にも思わなかった僕は、
『はっはあ。いやツーリストビザだよ。僕。』って。

微妙な空気だよね。ノンバーバル。言語の壁を越えて伝わる空気。
『。。。それ、だめだよ。』って。

ええーって。世界中どこの国だって、どこの場所だって。
不法就労なんてのは執り行われててさあ。
それによって世界が回ってたりする一面もあるっていうのにさあ。
このインドネシアで。このバリで。なんでこの僕だけがだめなのさ。

『いや、これはあれだ。ひとつのアクティビティと捉えてくれ。
 サーフィンをして、ショッピングもして、それから、ワーキングもする。みたいな?』

と必死に説得するも。なんでも政府の監視が厳しい上に、密告制度まであって。
まあ、いろいろとまずいらしい。

最後には、『これは、あなたのためでもあるの。』って心配までして頂いて。
みごと、不採用。昔の音であらわすと、ズコッだな。

まあでも、フラれた僕をかわいそうに思ったのか、
仲良くなった店員が、一緒に日本人向けツアーを催行しよう的な話も
持ってきてくれたり、なかなか楽しい方向です。

その続き。


そんな風に、一人が寂しくなくなって、
努力の甲斐あって?クタもだんだん好きになってきて。

あー。クタ悪くないなって。もうちょっといられるなって。
そう思えてくると。

あまのじゃくな僕なので。
じゃあそろそろウブド行こうって思えるわけです。

で、チケット取って。宿もチェックアウトして。
さてウブド行きバスの出発15分前。

『あの、よかったらご飯一緒に食べてくれませんか』って。
女の人から声かかり。
『あ、頂きます』って。ウブドとりやめ。

なんでもバリ在住の方で、トモダチやら未来の旦那さまやら。
いっぱいバリ人集めてくれて。楽しい時間をくれました。

って、宿に帰ると新しい女の子と出会い。
次の日は、上海までの船が一緒だったトモくんと、
そしてなぜかジャイアンまでが、バリに到着し。
久々の再会。

っていう風に、ほらね。
出会いは、ちゃんとやってきて。
僕の旅は続いていくのです。

新しい風

なんていう前の日記をわざわざ公開したのも、
実はすでに問題解決済みだからであーる。

きっかけは、抽象的(ときにスピリチュアル)な内容を
多分にはらむので、要点だけ書きます。

ひょんなことから、ある人にあって。日本人なんだけどね。
人生2回めっす。同い年くらいで、負けたーって思ったの。

もちろんすべての人に尊敬すべき点はたくさんあるけれども。
とにかくあらゆる面において僕なんかより秀でてる。

だはー。やっぱ世の中にはこんなやついたんだなー。
って、潔く負けすぎて嬉しくなるくらいの人ですね。

で、その中で学んだこと、感じたことたくさんあったのだけど。

まあとにかく、感じたことのひとつは。
流れだなってこと。線みたいな。流れ。

もちろん日本でもそうだし、海外ではもっと感じられるけど。
人との出会いはほんとに偶然。

同じ日、同じ時間、同じ列車に乗り合わせた偶然。
そっから一生モノのトモダチ(或いは恋?)だってできてしまう偶然。

けど、そういう偶然は、もはや僕の力ではどーにもならない。
起こるときは起こるし、起こらないときは起こらない。

出会うときは会うし、出会わないときは会わない。
その流れに身を任せるしかないんだなって。

それによって、いろんな人と出会えてきたのも事実だし。
流れに逆らわず、身を委ねてみようって。

そう思えたら、すっげー楽になりました。

一人で歩く帰り道。
『いつか、誰かと。会うべき人と。
出会うときには出会うんだ。』
ってそう思えてるから。

肩の力ぬいて、ふらふらふらと歩けてます。
一人旅も、そんなに悪くないですよ。

DSC03044 (WinCE).JPG

ということで。
知ってる人は知ってるだろうけど。僕は一人旅大嫌いです。

何が嫌だって、まず食事。
一人の食事って、人生で一番嫌いな時間です。
僕は大学に入ってからでさえ、学食で一人でご飯食べられなかったし。
もちろんトイレ行く時だって、参加者募って、連れション派。

その点、クタちゃんは、旅行者の数はものすごく多いのだけれど。
バックパッカーとなると探し当てるのは難しく。
カップルたちや学生グループが楽しそうに遊んでいるのを、
マッチ売りの少女バリに横目で流してたりして。

一人旅してる人って、寂しさを感じないのかなって。
みんなアタマおかしいんじゃないかなって心配になるくらい。
さめざめとした日々を送っていました。

こないだなんて、あまりにも人恋しかったので、
フードコートで見かけた日本人のメガネ男子グループに、
『僕一人でさみしいんで、一緒にご飯食べてもいーですか?』
ってナンパしてみたら、変な日本人だと思われたのか、やんわり拒否られた!!!
しかも、その「やんわり」に、日本人の気の遣いようが感じられて、
余計にさみしくなったものです。

もうすぐバレンタインデー。

チョコなんかよりも、愛が僕は欲しいっす。

ということで、この町を好きになる企画第二弾として。

サーフィン始めました。(と言ってもまだ2回っす。)

これも親しい人は笑っちゃうと思います。
僕はまず泳げない。そして夏になっても海行かない。
大体にして、爽やかにスポーツに汗するよなキャラじゃないんです。

でもサーフィンてすごいなって前から思ってて。
だって大学のころ、湘南の海岸線が通学路だったのだけど。
真冬の海にもプカプカしてる。あたまおかしい。
しかも、そのために湘南に住み、朝、波乗りしてから会社に。
なんて人までいるくらい。
とにかくサーフィンていうのには、
それだけ人を惹きつけるナニカがあるのだろうなと。
昔から、そんな風には思ってたのです。

だから僕もやってみようかと。。。

ていうのはウソです。一生懸命読んでくれた人ごめんなさい。

『帰りの飛行機で隣り合わせた人に、サーファー用語を発してみたい。』
というのがほんとの理由っす。

『グーフィー?俺レギュラー。でも波がダンパーしちゃってて。』
『バリ島?やっぱあの波だよね。』
なんて遠い目をして言ってみたい!!エコノミーの狭い席で。

しかも、入国カードの職業欄には、もちろん Surf Rider って。
で、渡航目的欄には、やっぱり Catch the Wave って書いてみたい。

まあ理由はともあれ。やってみました。
同じ宿の日本人に教えてもらって。

やってわかったことは、やってる時間に比べて、
『波待ち』(サーファー用語!!)してる時間が長い。
ひたすらプカプカ待ってます。

そして僕は足が着かないとこは怖くて行けないので。
比較的海岸に近いところで『波待ち』してるのですが、
いい気分でプカプカしてると、
割れた波がバシャーとかいって襲ってきます。

大間の黒マグロみたいに、普通に荒波にもまれます。
それでも、「ぶふう。ぶふふう。ぶしょえ。」とか言って、
なんとか立ち上がったその瞬間、バシャーって第二波です。

さらには、地元のアタマ悪いサーファーは、
『なんとかコード』(要勉強)っていう、
ボードが流されないようにするための、『足とボードを繋ぐ紐』を
つけないでやっているので。
たまに、誰かのボードが波とともにすごい速さで襲ってきます。
『サーフボード』(基本)って近くで見ると、
『とんがってる部分』(要チェック)がいろいろあるので、
まともに刺さったら死んじゃいます。

DSC03041 (WinCE).JPG
写真:地元のアタマわるいサーファーの一例

まあでも、『ロングボード』(活用形)っていう比較的簡単らしいもの。
ではなんとか立てるようになりました。
そして、波の上を滑る、走る感覚のオモシロサってのも、
なんとなくわかってきました。

はてさて。明日もやってみようかしら。
『やっぱここの波はサイコーだし。』

DSC03061 (WinCE).JPG
写真:バンコクでアワテテ買った水着が大きかったため、
    針と糸入手して、自分でお裁縫。涙ぐましい。

回答です。

最近みなさまから頂くメールで。

よくある質問 :
『なぜバリなのか。そしてクタから、なぜに動かないのか。』

自分で説明しても僕の語学力では、とても伝えられないので。
あきらめて、トモダチからもらったメールを転載します。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

たぶんね、今や辺境にいったり、奇想天外な行動で
経験のブランディングを計るのは、時代じゃないと思うわけ。

ギアナ高地まで出向いて気功をやるとかは面白そうだと思うけど、
そこに漂う言葉とかイメージの面白さに騙される年齢でもないと思うわけ。

そんな僕らは、そろそろ再発見の時期だと思うのよ。

世間にとって未知の経験の中にでてくる言葉の響きやイメージよりも、
その実際のありふれているだろう既知の実存経験の中で
どれだけ自分自身、時間を忘れて熱中できたかだと思うのよ。

蟻んこの巣のような極々小さいものだって、掘り下げると深かったりするわけでね。
蟻んこの巣だからなんて差別をして、アルマジロの巣を探しに行くのではなくて、
そこにあるものの価値を再発見することが大事だと思うのよ。

そんなわけで、バリ島、たかがバリ島、されどバリ島。
いいとこなので、差別しないで楽しんでこいよー!!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

たぶんこのメールは、アジア横断をあきらめて、バリ島などに来てしまい、
ある種の失望を覚えたはずだろう僕にくれたメールなのだけど。

今、まさにこういうことを考えてて。
だから、面白いと思えないうちは、クタを離れる気にはならないのです。
みなさま、ご理解いただけたでしょうか。

最初に滞在してたゲストハウスからとうとう引っ越しました。

前の部屋は水シャワートイレ付のファンルーム。

驚くべきことにちゃんと水洗トイレだったのに、やっぱり壊れてて。
手桶で流すようになってるのですが、
面倒くさいときは、そのまま放置しておきます。

すると夕方には、便器の中にボウフラ的生命体が発生してます。
自分の排泄物から、生命が誕生する奇跡を、
毎日目の当たりにできるのは結構なのですが。
結局のところ、『申し訳ない』と言って流してしまいます。断腸の思いで。
僕の父性なんてそんなものです。

そんな自分が嫌になったので引っ越しました。

新しいところは、水シャワートイレ(壊れてない)付。
しかも何かの手違いでエアコンルームに。普通に涼しい。快適。

しかし、どうしたっても地球はひとつの生命体。
今度は、洗面所のシンクに蟻ちゃんたちが群がってきます。
どうやら朝ハミガキした僕のグチュグチュぺってした中に、
おいしい成分が含まれてたらしくイソイソと働いています。

唾液で虫を寄せつけるなんて。
これが、女の子にも作用すれば、どんなに幸福な人生だろうか。
って考えながら、今度は無言で流してしまいます。

とりあえずこの町に溶け込むためには、バイクが必要だろうと思い立ち。

でもね。インドネシアと日本は国際免許の協定がないんだって。
だから、国際免許ではインドネシアではバイクに乗れないのです。
てか、そもそも僕の国際免許は有効期限が切れているので役に立ちませんが。

でもまあそんな人たちのために、ツーリストライセンスなるものがあってね。
簡単な試験(なぜか答え教えてもらえる)で取得できるらしい。

まあ短期滞在の人とかは、いちいち取得するのも面倒なので、
役に立たない国際ライセンスで運転してるらしいけども(捕まったらもちろん賄賂っす)。
僕はそんな違法行為を犯したくないので、ちゃんと取り行きました。
生まれながらに、そもそもが誠実。

免許の発給は、デンパサールという町の警察署。クタの北方にある。
バスの乗り方調べるのも面倒なので、バイクで行くことに。

『バイクで免許を取りに行く。』 これがどれほど誠実な行為なのか。
それを確かめにバイクにまたがり、いざゆかん。

デンパサールまでは、ちゃんと看板があったから、そっちを目指していざ北上。
右から左から抜かされるので、運転には、かなり気を遣います。
後ろばかり気にしてると、たまに前から車がはみだしてきます。
どっちを向いても敵ばかり。

そんなこんなで40分。どうやら賑やかな町に入った。
道行く人に、デンパサール?って聞いたら、そうだと言う。
そこからは、もう曲がり角の度に、人に聞く。
警察の分署という意味らしい『ペトロベス』。
これをひたすら連呼する。『ペトロベス!ペトロベス!!』

これが他の国だと、嘘ついて、否、知らないのに教えてくれようとして、
聞く人によって、あっちだこっちだと違う方を教えてくれる。

しかしこのペトロベス。意外に知名度は高いらしく、
みんな、あっちだあっちだと、同じほうを指差してくれる。
一方通行に邪魔されながらも彷徨うこと30分。やっと到着。
30人以上の人たちにお世話になった。
デンパサールのみなさま。本当にありがとうございました。

DSC03029 (WinCE).JPG DSC03030 (WinCE).JPG
写真:デンパサール警察の方々。婦人警官フェチの方、お宝っす。

ということで、それとなく警察署の隣にバイクを止め。
『免許ほしいっす。』って言ったら結構簡単に話が進み。
しかも国際免許(期限切れ)があったからか、テストもなく。
ものの30分で無事発給。

驚いたのが、そのシステム。
ちゃんと指紋も取られ、写真も撮られ、すべてがデジタル。
日本の免許よりかっこいい。かなり完成度高いっす。

DSC03033 (WinCE).JPG DSC03057 (WinCE).JPG
写真:免許の写真は、ピースしてたら駄目って言われ。
    でも、笑顔はいいよ。って褒められた。

まあ結局、クタはそんなに広い町ではないので、それ以来バイク乗ってません。
でもでも。なかなかいいお土産できました。

このページの上部へ

サイト内検索

最近のピクチャ

  • DSC03044 (WinCE).JPG
  • DSC03041 (WinCE).JPG
  • DSC03029 (WinCE).JPG
  • DSC02963 (WinCE).JPG
  • DSC07145.jpg

Powered by Movable Type 5.04