毎度どうも。ドーモくんは国営放送です。
昨夜は、たつじんの誕生日。
5カ国くらいから代表20名くらいが集結。
みんなでパーティーとあいなりました。
とはいえ。僕はと言えば。
ワイン2杯とジャパニーズSAKE2杯で撃沈。
途中退場です。

写真:酩酊の末、路上にて物品販売を始める。
帰りのタクシー。途中で止めて。
降りた途端に、ブシャー、バシャーて。
5回くらい。もっちゃんに背中をすりすりされながら。
帰ったら帰ったで、組長とトモ君に国際悪戯電話。
先ほど、もっちゃんにお尻を叩かれ起こされて。
発した言葉が『ロバかよ。』
たつじんも、もぞもぞ起きて。でもパンツを履いておらず。
発した言葉が『記憶にない。』
みんな楽しい夜だったのでなによりなにより。

深夜の電話に勝手に満足し、勝手に寝込むもっちゃん。
なぜだかトモダチがananに載った!!て情報を得て、
バンコクの紀伊国屋に買いに走る僕。
僕の大好きな田中美保が載ってなかったのはしごく残念なれど。
でもでもananてすごいね。
美容室でたまに見かける男性誌の比じゃないよ。
恋愛テク的な紙面で埋め尽くされてる。

だいたい、好きな人できたら、こんなテク使ってる余裕なんてないし、
そもそも、それがどうしても手に入れたい人なら、
みんな自然発生的ににそういうテクを編み出して実践してると思われる。
と批難してみるも。これは。と思われる最強恋愛テク発見!!!
曰く、飲み会の席で。オンナの子がね。
『気になる人がいたら、さりげなく視線を送り、
目が合ったら、ニコッと笑ってこちらからそらす。』
どーよオトコの子。
こんなことされたらねー。
なになにー?今の笑顔なにー?俺?俺なのか?
て頭の中『?』と『ハート』でいっぱいになるよねー。
もちろんカワイイ子ならですけどね。
ということでananすばらしい。
でもね、大学の講義で元官僚のゲストスピーカー様がおっしゃってたけど。
これはある意味、明治政府(いや、前近代)から続く
日本の(そしてどの国も採ってきた)国策でもあったらしい。
女性に参政権のなかった時代。
オトコが外に出て、国の行く末を按じているとき、
オンナは、内にこもり、ひたすら自分を磨くように。
お化粧やら、恋愛やら、そんな社会にはなんにも影響を及ぼさないことに、
興味関心をしむけるように、そして多大なる時間と労力を割くように、
そういう国策をとってきた。
女性誌なんてのはその典型的な啓発材料だって。
なるほどですね。
ということで、なんだかトモダチが活躍するのを目にするのは、
ほんとに自分のことのように嬉しいことで、
とっても幸せな気分にしてくれました。
『じゃあ、後日また電話します。』
先述のミャンマー大使館でのできごとだった。

ビザ申請や、入国カードなど、ひとつの国に入るには、
なにかと書類に記入することが多い。
自分の名前やら、父親の名前やら、国籍、住所。
妻はいるか。子供は。果ては、髪の色、目の色、肌の色。などなど。
宿泊先は、往々にして現地に着いてから見つけるので、
入国カードの欄にはテキトーに記入する。
ミャンマーだったら、ヤンゴンゲストハウスとか。
職業欄は、学生の頃からstudentて記入し続けている。
社会人になってからも、『会社員』て英単語を知らないために、
ずっとstudentで通してきた。それで問題はなかった。
しかし、この旅では僕は『会社員』ですらない。
4月から仕事が始まるとはいえ、現状では今をときめく『ニート』なのだ。
だって、教育も受けてないし、雇用されてもないし、ましてや研修なんてない。
NEET Not in Education Employment and Traning.
果たしてこれは、グローバルな英単語なのだろうか。
いや、通用したところで、まともな担当官だったら、
ニートなんか自分の国に入国させたくないのは当然だった。
ので、この旅でもやっぱり人畜無害なstudentと記入し続けてきた。
ところが、ところがである。
ミャンマー大使館の担当官てば、
僕の申請書を見て、「学生なのか?」と聞いてくる。
「そうだけど、問題が?」と聞き返す僕。
「問題はないが、書類が必要だ。学生書を出してくれ。」
「あ。持ってないっす。」
「ふむ。なら、ほかにIDはないのか。免許とか。
あと、そこに学校名と住所を書いてくれ。」
ということで、免許を提出し、学校名を記入する。
Oyako-Dong UNIV. 1-17 niwatori tamago Tokyo Japan
なんで親子丼が出てきたのがさっぱりわからないが。
これでOKかと思いきや。
なんでもミャンマー人からの紹介状か、レターがないとビザが出せないとのこと。
だがしかし、まあ学生であるからして。
これでとれるかどうか確認してやると。
なので、「後日また電話します」と言われた。
そういう結果になったのです。
しかし、というか。やはり、というか。
未だ、担当官から電話は来ず。ひたすら待ちます。
週末に仕事っぽいもの?が入ったので、
それまでバンコク出れず。
なのでその間、ミャンマーに小旅行でもしようと。
思い立ったが吉日でビザを取りにでかける。
なぜか人気で長蛇の列。といっても30人程度だが。
ひとりにつき5分~10分かかる。

写真:大使館前に路駐の車にチェ☆ゲバラ
暇なので隣のおじちゃんとお話しでもする。
英語の下手くそさからフランス人だと思ってたのだが。
やっぱりフランス人。しかもMr.ビーンのようなコミカルな動きをする。
僕が日本人だと分かると。
「サモハイ、サモハイ」と言って喜んでいる。
ビーン氏 「サモハイにはどこで会えるの?」
僕 「侍はもういないよ。」
ビーン氏 「なぜだ。私、知ってるよ。ジャポンにサモハイいるはずだ。」
こんな時代錯誤な西洋人もイマドキめずらしい。
子供に『サンタクロースはいないよ』って言うのと同じで心苦しいが、
いると言って、ほんとに日本に来られても困るので。
僕 「侍は、みんな死んじゃったんだよ。ハラキリで。侍だけにね。」
したら思いのほかビーン氏喜んでた。「ハラキリ、ハラキリ」て小躍りしてた。
けど、「絶対どこかにいるはずだから、今度探しに行くんだ」って意気込んでた。
ナイトマーケットは観光地であるらしく、
日本人もチラホラ見かける。
彼氏 「なにイライラしてんの?」
彼女 「イライラなんかしてないよ!」
彼氏 「ほら、してるじゃん。」
彼女 「してないってば。」
ふふっ。ケンカだ。
一応断っておくが、決して僕は性格悪くない。
むしろ「いい人だね」って言われる事すら、たぶんある。
がしかし。カップルのケンカほどココロオドル瞬間もない。
しかも、このパターン。もはや手遅れなのだ。
オトコは論理的に考える。何が原因で機嫌を損ねたのか。
何ヶ月も前から上司に頼み込んでやっと手にした休日。
この数日の旅行をフルに楽しむためには(楽しませてあげるには)、
ケンカなんかしてる暇はない。
早いとこ原因をつきとめて、謝罪してしまうのが得策だ。
そして発する先ほどの問い。
「あなたは、なぜにイライラしておられるのですか?」
に対するオンナの答え。
「私はそもそもイライラなどしておりません。」
なぜ?という問いに対する答えになっていない。
こういう場合は2つに1つ。
1つには、自分で気づいて欲しいという願望。
旅行まで来るくらい大好きな彼氏たればこそ。
私のことをわかっててほしい。
思ってること、感じてること、理解して欲しい。
というかなり荒唐無稽な願望の現われ。
もう1つには、原因そのものを言いたくない願望。
これは上述のパターンよりもやや論理立てて物事を
考えられる女の子に見られるパターン。
原因はあるんだけど、男の子には永遠に理解できない
ひどく衝動的で感情的なもの。
従って、女の子にも説明の仕様がないのだ。
いずれにしても、事が起こったときには時すでに遅し。
覆水盆に返らず。そして女心は秋の空。
女の子の一度害した気分は、すぐには戻らない。
頭の中に『?』マークを抱きながら、いくら謝ったところで、
それが回復するのが、帰ってシャワー浴びた後なのか、
はたまた明日の朝目覚めたときになるのかの違いにしかならない。
かわいそうだが、この二人。
『今宵、仲良くナイトマーケット散策プラン in BKK』は、
後味の悪い思い出としてしか残らないのだ。
しかもそれを。彼氏は、彼女の所為だと思ってて。
彼女は、彼氏の所為だと思ってて。
もう最悪。
うふふのふ。。
そう思って慈愛(そして嘲笑)に満ちた目で見ていると。
女子「だってタカシくん、全然楽しそうじゃないんだもん。」
男子「? 楽しいよ。二人でこれたんだよ。それだけでいいよ。」
女子「ほんとに?」
男子「マジで。」
女子 微笑む。(そしてはにかむ)
男子 微笑む。(そして冷や汗)
僕の推察(そして期待)とは裏腹に、問題解決。
そして僕は一人。肩を落として帰路につくのでした。

写真:地下鉄内で見つけた優先席表示
高齢者、妊婦、子供、お坊さん?に席を譲りましょう。
今日はもっちゃんがわざわざ訪ねてきてくれた。
久々に気持ちのいいお酒だ。
もっちゃんて男は、男です。漢。
大学のとき、もっちゃんの部屋の前には『南町奉行所』との表札が。
本人は、本気で身の上相談に駆け込んできてくれる人を
待ち焦がれていたらしいが。
実際には、多くの友人のたまり場と化していて、鍵はいつも開いていた。
誰に対しても平等。そして正直。
なにも飾らず。計算もせず。
ただひたすらに自分の信じた道を歩き続けるだけ。
でも、このオトコとしての潔さが、周囲をひきつける魅力。
だからこそ僕も大好きなんです。

卒業後、単身タイに渡り、現地にて結婚。
バンコクでの挙式に、日本から集まった多くの友人がその証明。
もっちゃんの考えはいたってシンプル。
自分のポリシー(なんて言葉が似合うのが、もっちゃんなのだけど。)
に照らし合わせて、右か左か決めるだけ。決めたらそこを進むだけ。
優柔不断で、行動力のない僕とは、まったく逆の性格で。
もっちゃんは、嫌いな人には、『俺、おまえ嫌い』って平気で言うし。
僕は僕で、合わないと感じた人には、気づかれぬよう線を引くし。
でもだからこそ、出会えたことが奇跡だね。って酔いにまかせて言い合える。
大学のゼミで知り合った仲だけど。
人との出会いは、旅先に限らず、いろんな偶然とタイミング。
そんなラッキーが重なって、出会えたことにほんとに感謝。
尊敬できる親友が、まわりに何人もいることは、
僕って幸せだな。って思えるひとつの、そしておっきな事象。
愛妻プラーちゃんと、愛娘サユリちゃん。
守るべきものを手に入れて。
もっちゃんはよりいっそう強く生きていくのです。
。。。とはいいつつも。
キャラじゃないってわかってても、愚痴オーライ。まったく問題ございません。
弱い部分や悩んでしまう部分。これからもどんどん見せて。チラ見せて。
ステキな風吹く。お酒と仲間。
今宵はとってもいい夜だ。
旅中の洗濯は。
好き派と嫌い派がいて。
好き派のTシャツなどは、洗いすぎてボロ雑巾の様に穴だらけ。
対する嫌い派はもう。見るからに清潔感とかけ離れてて。
バックパック担いでるの見てようやく旅行者とわかってもらえる様相。
僕はといえば、断然嫌い派。
だいたい洗濯する場所がない。
おうおうにして安宿のバスルームの洗面台は、服を入れるのをためらう汚れよう。
だからといって、スーパーのビニール袋では、力を入れられないため洗う意味なし。
他にも旅中は、やることいっぱいある。
アリちゃんの大量発生する宿などでは、
いちいち歯磨きをする前に、歯ブラシの毛に絡みつくアリちゃんたちを、
一匹一匹取り除く作業に労を要したり。
当たり前の日常生活が、意外と大変。
そんなこんなで、洗濯するくらいなら着続けてやる。という武士の一分。
毎日同じものを着続ければ、いつまでも洗濯物は発生せず。
これにて解決。
寝ても覚めても、移動中も。まったく着替えはいたしません。

というのも。僕には。
今まで人には言えなかった秘密があるのです。
20数年間ひた隠しにしてきた真実。
それは。実は僕は。
足が臭くならない人種なのです。体質なのです。
これを言うと、なんだかみんなにズルいズルい。って。
羨ましがられるというか、仲間はずれ的な扱いを受けるのではないかと思い、
男子仲間内での『足臭いトーク』の中にあっては、
さも自分の足も臭いかのように、ふむふむ。うんうん。と話を合わせてきたのです。
ところが。
ところがである。
この旅で、ラオスあたりだろうか。
部屋の中で、何か異臭を感じた。
人より結構敏感な僕の鼻が、その発生源を探るべくセンシング。
すると。
日本から2週間近く、履き続けてきたブーツと靴下から異臭が。
これは、もう新鮮な驚きだった。
僕も足が臭くなるんだー。みんなと同じなんだー。
ということで、バンコク滞在中は。
洗濯機という文明の利器あり。
こまめに洗濯機をまわしているのですが。
それでも、どれだけまわしても泡の消えないすすぎやら。
面倒くさいことには変わりなく。
洗濯カゴに放り込んでおくと、
次の日には、キレイにたたまれ引き出しの中。
っていう日本での生活。母親をちょっとだけ尊敬します。
さてさて僕の旅ですが。。。
以前行ったアジア旅は、
船で韓国に渡り、中国、チベット、ネパールと陸路で行き着いたわけですが。
今回の僕の旅はその続きを。
ネパールに飛んで、インド、パキスタン、イラン、トルコと陸路で目指せば、
晴れてアジア横断達成と。それが目標だったわけですが。
その意味では、まだスタートラインに立ててすらいません。
のにのに。のにのに。
どうにもパキ情勢が怪しい。加えてイランもきな臭い。
ルアンプラパーン行きのバスの中で乗り合わせたアメリカ人が、
『おまえは相当プリティな勇気を持ってるよ』って繰り返し言ってたの。
総選挙のことを言ってるのかと思ったら。
そういうことだったのね。
まあ情勢を考えて。
たぶん何事もなくパキを通過することも可能だろうけど。
僕を心配してくれる人もこの世には何人かはいるわけで。
そういった人たちに負担をかけてまで、
我を通していくべきではないのかなと。
そこまで考えると、なんだかちょっと。
旅が色あせて見えてしまって。
言ってみれば、一人旅。もうそろそろいいかなって。
今、旅をして得られるもの。
なんだか今までの旅で得たものの焼き直しみたいな気がして。
おなかいっぱいなのかもしれない。
ココロ残りは、ブッダとの約束を果たせなかったこと。。。
なんてこと考えて。どーしよーと思いつつも。
切り返しの早い、というか移り気の多い僕ですから。
次のテーマを即発見。自分納得させるの得意な僕ですから。
で。編み出したのが。『労働』てこと。
留学した南アフリカで。
まったく新しい土地に住むって。
自分の居場所をつくるってことは経験できたので。
今度は新しい段階として。
そこで働き、稼ぎを得、ちょっとだけ『その土地に生きる』って
ことを目指してみるのもありなのでは。と思ったわけです。
異国で職を得ることによって、
『働く』って何か。って問いにも、
また新しい答えが見つかるやもしれないし。
そんな気分でバンコクに着いたのが2週間前。
そのときは、オーストラリアかニューヨークかって考えてたけど。
たつじんちゃんが、『ならバンコクで探せばいいじゃん』て、
ほんとに幅広いコネクションを使って職探しまでサポートしてくれるから。
おもしろい職が見つかれば、3月までここで過ごすのもありでしょう。
とりあえず来週は、
雑誌の編集者と映画のプロデューサーに会うことになってるので、
そこで何か見つかれば、しばらくここに。
なければないで、
オージーか、NYにでも行ってみようと思うわけです。
あ。もちろん3月には日本に帰りますよ。
4月から仕事あるし。
なにより僕、日本大好きですから。
僕を小さな頃から知ってる人はわかるだろうけど。
僕は、便意をモヨウしてから排出するまでの時間が、
みんなよりも短いのだと思います。
つまり、うんちに対して鈍感。
来た時には、すでに瀬戸際。
これによって、実生活でも、
ときどき冷や汗をかかされるわけですが。
旅先ではもっと問題。
前述のマーケット。
てくてくと歩きながらいろんな店をヒヤカシテまわるのですが。
突然の便意。。いや、いつだって便意は突然やってくる。
トイレ。トイレ。トイレ。
いろんな人に聞きまくり。なんとか発見。
距離にして50m。
ここからの粘りは、何度繰り返しても得意にはならない。
腰を水平に。なるべく振動を与えないように。
厳かに。そして速やかに。
ひたひたひたと。僕の歩速とともに迫り来る便意。
事は急を要するのだ。
アタマの中で何度も繰り返す。
ドアを閉めて。鍵を閉めて。バックを掛けて。
パンツをおろし。自然の流れに身を任せる。
達成までのシュミレーション。
でも僕はいつも思います。
病は気から。いや、要は気の持ちようだって。
だって、もうだめだ。もう限界だ。って瞬間は、
いつもパンツを下げるとやってくる。
いつもギリギリ。本当にギリギリ間に合ったって。
そう思ってるのだけど。
それって実は。
ズボン下げるまで我慢できてるってことなのかな。
大人ですから。

写真:うんちのもと
もちろん、事が済んだら手で拭きます。てか指ね。
だって紙がないのだもん。
よく、インド行くと左手で水をかけてどうのこうの。
って言われるけれども。
水で洗ったところで、濡れたおしり。拭く紙ないからね。
どこの国でも。右手でも。左手でも。
人差し指から始まって、クスリ指くらいになる頃には、
大丈夫。おしりはキレイになってます。
もちろんトイレの後は、手を洗いましょう。
清潔第一。
バスで出かけたりして。
ふとマーケットなどを発見したりして。
途中下車してみると、新たな何かに出会う。始まる。

なんてことは、実は確率的には少なくて。
結局は、マーケットをウロウロした後に、また一人帰るのだけど。
きっとそれは、宝くじのようなもので。
買わなきゃあたらない。
ココロオドル様な、歯車が回りだす様な瞬間は、
待ってるだけじゃ訪れない。
ちょっとの努力といっぱいの偶然で成り立つものです。