2008年3月のエントリー 一覧

知ってる人は知ってると思うけど。
僕は飛行機が嫌いです。

いや、大好きなのだけど、苦手です。
あの閉鎖空間に長時間閉じ込められるのが我慢ならない。

一方で、長時間のフライトの中においては、
隣の席の、あの子やこの子との出会いの場ともなりうるわけで。

上空1万3千フィートの恋。

的期待をこめていつも自分の座席を探すのですが、
生まれてこの方、何十回飛行機に乗ったかわかりませんが、
ただの一度もかわいい女の子が隣になった経験はなし。
ありそうでない。そんな連続が人生だったりもするのです。

ということで、バンコクからは台北トランジットの成田行き。
みんないろいろ言うけどチャイナエアーは意外としっかりしてます。

とはいえ飛行機。
苦手なのでバンコク出発時、1時間前、30分前、搭乗時と、
安定剤を3錠服用。なんとか無事に台北着。
台北からの搭乗時にも1錠服用。これで成田までもってくれるはず。

ということで、自分の席を探す僕。43A、43A、、、、、

そのとき僕の目に飛び込んできたものは。。

天使だった。
ツバサのない天使が飛行機に。しかも43Bに。
台北から乗り込んだ日本人。(憶測)
25歳(推定)
彼氏なし(希望的観測)
そして僕と恋に落ちる(妄想)

ああ。神様。誰でもよし。ブッダだろうが、アッラーだろうが。
ヤハウェだろうが、ガネーシャだろうが。いや、ガルーダだ。
とにかく、みんなありがとう。天使が僕に舞い降りた。

軽く会釈をし、席に着く僕。
二人の恋も離陸直前。
なにからはじめようか二人の歴史。
話しかけられるのを待っている(はずの)彼女の頬も赤く染まり。

最初の一言を話しかけようとした、その刹那。

フライ・トゥ・ザ・スカイ・ハーイ。。。。。
激しい睡魔。

遠のく意識の中で考えた。
。。あ。。。。クス。。リ。。。。

万一を考えて服用した安定剤。
安定剤だけに、睡眠薬と同じ効果ももたらしていて。
そう。飲んだら寝ちゃうんだった。。

意識が戻ったときにはすでに成田。
僕の天使はと言えば、飛行機から降りる列のはるか前方。
恋の天使にも、やはり後ろ髪はついておらず。

よだれを拭き拭きしながら、
ああ。とりあえず無事に帰ってきたんだなあと。
ぼーっとした頭で考えるのでした。

さよならバリ島。

ということで最後は日本からの客人を迎え、
まっとうな観光をして参りました。

ボロブドゥール行ったり、ウブド戻ってケチャ観たり。
タンジュンブノアでシーフードとか。

そして明日朝の便でここを離れ、バンコクに戻ります。
またビザ期限ギリギリの一ヶ月。

ひとつだけ。
おっきなことに気づけたので大満足。
テーマは『散歩』ですが、それはまた機会があれば。。。

バンコクにはあまり長居する気もないので、
チケット取り次第日本に向かいます。
直行便か、台北経由の船便か。
安くて楽チンな道を模索中。

ではでは。
帰ったら誰か一緒に温泉連れてってください。

よかったこと。

ギリメノからクタまでは、
ボート、バス、フェリー、バスと乗り換えて、約12時間。

旅中の移動は、基本1泊2日で。
長ければ2泊3日、60時間超え。なんてことも当たり前なので。
12時間なんてヘノカッパなはずですが。

さすがに乗り換えの連続はきついきつい。

だがしかし、ギリメノからロンボクへ渡り、バリへと戻ってくると。
夕暮れ時、クタまで走るバスの中。
どこからか聞こえるガムランの音色。

ああ。バリだ。
って。なんだかわからないなつかしさ。

僕には世界に二つ、いまだ行けてない聖地があって。
ひとつは香港。もうひとつがバリでした。

香港は、深夜特急読んだから。
バリは、学生の時にバックパック担いで旅してた人たちが、
社会人になって短い休みをつかっていくところ。

なんらかバリには彼らを惹きつけるナニカがあるのだろうなと。
そんな風に思っていたのですが。

なんとなく。まだ言葉には落とせてないのだけれど。
なんとなく。わかった気がするのです。

ああ。バリだって。バリに戻ってきたって。
妙なあたたかさ。なつかしさがこみ上げてきた瞬間。
来てよかったなと。それだけでも来た甲斐あったなと。

3週間目にやっとそう思えたところで、
そろそろバリから離れる時期です。

ギリメノ。

そしてクタに戻ってきました。

ロンボク島の西北にある三つの小島。
トラワガン、ギリメノ、ギリアイル。

トラワガンには、旅行者向けのレストランやクラブが。
ギリアイルには、学校やら役所やら。
ギリメノには、、、なんにもなし。
ということでギリメノへ。

ギリメノは、周囲3kmくらいなので、
一時間で一周できる小島です。

パイとアドゥというトモダチもでき、
日がな一日やつらと遊びたおします。

海があって、空があって、音楽があって。
夜になれば月が出て。星があって、火があって。
服なんかいらない。言葉もいらない。仲間がいれば。

散歩したり、歌ったり、踊ったり、昼寝したり。
裸になって、海を眺めて、光をあびて。

なんにもないけど、すべてがある。
それだけで、すっごく楽しい時間をすごせました。


と書けば相当贅沢な時間のようですが。。。
されどギリメノ。宿がやばかった。。

オーシャンフロント。木立の中のバンガロー。
各部屋にプライベートシャワールームを完備。
  →ただし海水。しかも壊れてて使用不能。
風を感じる、上部が吹き抜けのバンガロー。
  →天井近くは壁がなく、虫ちゃんたちにオープンです。
快適なマットレスと天蓋つきのベットで、快適な睡眠を約束。
  →ベッドは吹き込む潮風で常にぐっしょりウェットに保たれています。
    蚊帳は穴がボコボコ開いてるので、気休めにしかなりません。

旅先でいろんな安宿に出会うけれども。
南アフリカの、南京虫ちゃんの巣窟だった宿以来の不快感です。

ということで、真水のシャワーを浴びようと。乾いたベッドで眠ろうと。
その他もろもろ熟考の末、クタに戻ってきたわけです。

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