ということでカトマンズ着。
なぜか豪雨で着陸も危ぶまれたけど、なんとか到着。
インドでの不完全燃焼を晴らすべく、
ここでも空港から、へんな客引きに言われるがまま付いていってみる。
が、なぜか普通の安宿に到着し、普通の値段でチェックイン。
しかも意外に便利な立地。まったく旅の神様てば何を考えているんでしょう。
しかしてここは過ごしやすい。
インドの苛烈さに比べてネパール人の温厚さと勤勉さ。
何も考えずに過ごせます。
が、何も考えずに過ごすなんて。。ビーチリゾートに来たんじゃないやい。
あくる日僕は、怒りに任せて再びインド行きのバスチケットを無理やり取り。
その日の夜には国境に向けバスに飛び乗る。
しかしこのバス。ローカルバスと言いながら、ちゃんとしたバス。
窓もあるし、席も狭いながらちゃんとある。通路にもあんまり人は乗せない。
しいていうなれば、ワイパーがないくらい。
と思っていたら、あ。また雷。そして雨。
豪雨の中、ワイパーのないままに走り出すバス。
クラクションを響かせながら、他車を追い越し、
車体をきしませながら、ハイスピードで夜道を疾走するのでした。
修行の足りない僕には、にじんだライトしか見えないけれど、
きっと運転手には見えるのでしょう。
なぜなら彼らには第三の目、アジナーチャクラがついているから!!
ああしかしこの。ぶつかるかぶつからないか。
大型バスのデッドヒートだけは無形文化として、
今も変わらず続いているのだなと。安心しつつ。
無事にたどり着けますようにと。狭い車内で祈るばかりです。