歯車・神様・列車の切符

旅先でのできごとは、いいコトもわるいコトも、全部偶然のつみかさね。
すごい偶然の重なりで、会うべき人と出会えたり、見るべき景色に出会えたり。
あるいは、歯車が少し狂っただけで、取り返しのつかない事態に陥ったり。
だからこそ面白い。

その偶然を前にして、何かを求めて行動する努力なんてすごくちっちゃなもので、
あるいは意味なんてないのかもしれない。

けど、何かが起こったときに、起こりそうなときに、それを逃さない力。
それは歯車をまわそうと、ちょっとの努力を続ける人の方が、
絶対に大きいんだと思う。 

と相変わらずウダウダな日々を過ごしている私ですが、

駅に切符を取りに行った帰りのリクシャで、
流れるこの街を見ていたらふと、笑顔になれたり。

夜中に宿の屋上でシヴァと話をしていたら、
すっと涼しい風に吹かれたり。

自分で歯車はまわせない僕なんかにも、
旅の神様はなぜかご褒美をくれたりします。

ということでそろそろ移動のとき。

バラナシでウダウダしすぎたせいで、カルカッタまでは飛行機使っちゃいます。
で、飛行機のチケットは昨日取れたのですが、
カルカッタ-ダッカの列車の切符はカルカッタじゃないと取れないらしい。

週に一本の国際列車。しかも出発明日なのに。

とりあえず今日午後カルカッタに飛んでみて。
ハウラー駅で列車の切符がとれるかどうか。

旅の神様、もうっちょっとだけ、お願いします。
だって、いつものことだけど、これ逃したら日本に帰れないんだもん。

 

 

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